「あなたにとって理想の家とは？」とお伺いすると、デザインや間取りについて思い浮かべる方が多いかもしれませんが、まずは、そこに住むご家族全員が健康でストレスのない、快適な毎日を過ごせることが何より重要ではないでしょうか。

これまでの日本の住宅は、夏の湿気を逃せるように通気性を重視していたため、すきま風が入りやすかったり、アルミサッシが外の温度を伝えやすかったりと気密性・断熱性が悪く、冬の寒さには厳しい仕様になっています。そのため、冬の入浴時に急激な温度差で起こる「ヒートショック」による事故も大きな問題になっています。

イギリスやドイツでは室温18℃未満は健康リスクが高いとされ、アメリカの約半分の州では、温暖化防止の観点からアルミサッシの使用が禁止されています（木や樹脂に比べて約2000倍も外気を通しやすくエネルギー効率が悪いため）。これらの住宅先進国の欧米より日本は約30年遅れていると言われています。

住まいの断熱性は、快適さはもちろん、家族の健康にも大きく影響することなのです。

今どきの新築なら、どの住宅でも断熱性を備えているかといえば、決してそうではありません。近年になってようやく国も最低基準を定めつつありますが、まだまだ対応は遅れており、現状に追いついていない状況です。

院庄林業住宅では、四季を通じて心地よく、年を取っても安全に長く住み続けることができる“健康で快適な住まい”をご提案しています。

太陽や風など自然のエネルギーを利用した設計手法の「パッシブデザイン」や、高気密・高断熱・高耐震で省エネも叶える「ＳＷ（スーパーウォール）工法」など、さまざまな方法がありますので、その内容をもう少し詳しく次回からご紹介していきます。

（2022年2月現在）※最新の詳しい情報は、担当者にお問い合わせください！

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