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気密って?高気密のメリットも解説!

2024年7月24日

ブログ村上 弘子

「高気密高断熱」という言葉、目にしたり、耳にしたりしたことはありますか?

「気密・断熱」は住宅の暮らしの快適性や省エネルギーに直結する大切な指標です。

「高気密高断熱」である。ということは、

毎日を暑くもなく、寒くもなく心地よく暮らせ、電気やガスなどのエネルギーを沢山使わなくても快適に過ごせる家である。

ということです。

 

家づくりを考えるにあたって、計画段階では想像がつきにくい暑さ、寒さ、電気やガスの効率ですが、

この「気密・断熱」を数値で比べることで想像がつきやすくなります。

 

そこで、今回は「気密」について解説します。


    ●換気効率が良くなる

 

 

1.気密性とは何か?

さて、気密性とは、住宅の隙間の少なさを示す指標です。

数値が小さいほど高気密ということになります。

◎数値が小さい(家の隙間が少ない)=高気密⇔△数値が大きい(家の隙間が大きい)=低気密

隙間が少ないほど、外部の空気や湿気、ほこりなどが室内に侵入しにくくなり、逆に室内の快適な空気が外に逃げにくくなります。

気密性の高い住宅は、健康的で快適な生活環境を提供する上で欠かせない要素となります。

 

2.気密性がもたらす住み心地の良さ

このように優れた気密性を持つ住宅では、外部からの空気の侵入や内部の空気の漏れがほとんどなくなります。

その結果、以下のようなメリットがあります。

 

●温度の安定性】

気密性の高い住宅では、室内の温度が外気温の影響を受けにくくなります。冬は暖かさを逃がさず、夏は涼しさを保つことができるため、エアコンや暖房の使用を抑え、快適な室内環境を維持できます。

 

● エネルギー効率の向上】

気密性が高いことで、冷暖房効率が大幅に向上します。これにより、光熱費を節約できるだけでなく、環境にも優しいエコな暮らしを実現できます。

 

● 防音効果の向上】

外部からの騒音や、逆に室内の音が外に漏れることが少なくなります。これにより、静かで落ち着いた住環境が提供され、家族全員が快適に過ごせる空間となります。

 

●花粉やPM2.5の室内への侵入を防ぐことができる。】

隙間が大きいと窓やドアを閉めていても隙間から花粉やPM2.5が入ってきてしまいます。

かゆみ、くしゃみ、鼻水など様々な症状を引き起こすこれらが侵入しづらい家になります。

 

●換気効率が良くなる】

気密性が高い家は隅々までの空気が効率よく換気されます。

現在、24時間機械換気が建築基準法で定められていますので、どの新築住宅にも必ず換気システムが設置されています。

設計時に計画換気をしていますが、隙間の大きい気密性の低い家だと、

気密の低い家では部屋の隅などの空気が換気されない、

換気扇を回しても室内の臭いがなかなか取れない

などが起こる事があります。

また部屋の隅々まで換気されない事で、湿気が溜まりカビの発生原因となるなど、気密が低い事で様々な不具合が起こってきます。

気密の大切さ

引用:https://www.lixil.co.jp/lineup/construction_method/sw/feature/02/

気密についての分かりやすい動画もありますので、ぜひご覧ください。

気密の違いによる換気効率の違い動画

 

3.気密の重要性

これまでで、気密が住宅の快適性や省エネに大きな影響があることがお判りいただけたと思います。

気密測定は、住宅の性能を正確に把握するために不可欠です。

新築住宅の気密性を測定することで、設計段階で計画された通りの性能が発揮されているかを確認できます。

また、「高気密高断熱」という言葉の明確な定義がない以上、数値で把握することで家が建った後の暮らし心地が想像することができます。

 

 

院庄林業住宅では安心してお住まい頂けるよう、

スーパーウォール工法の新築住宅においては必ず気密測定を行っています。

 

◆気密測定のブログはこちら

設計段階での計画と大きな相違がないか、実際暮らし始めてからの温湿度を計測しています。図現暮一致のブログはこちら

 

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